この記事でわかること
- 社会人がスキマ時間を活用してTOEICスコアを上げる方法
社会人が時間がないのに英語を身につけようと頑張っているのはとてもすごいことです。
でも、せっかくはじめた単語帳やTOEIC勉強が1週間と続かずに諦めてしまう人も多くいます。英語以外にもやらなければならないこと、やりたいことが沢山ありますから、ある意味仕方のないことです。
続ければ英語はできるようになるけど、英語を身につけるには時間がかかるので、その前に止めてしまうんですよね。
この記事では、忙しい社会人がスキマ時間を活用してTOEIC学習を続けるためにのコツや、スコアアップを達成するための勉強法をまとめました。
TOEICを勉強する社会人の方のお役に立てればうれしいです。
この記事を書いている私は、社会人になってからTOEIC勉強をはじめ、7年かけてTOEIC330→820点までスコアアップしフィリピンに赴任した経験があります。
忙しい社会人のTOEIC勉強法【スキマ時間を活用しよう】
なにかと忙しい社会人が勉強時間を確保するにはスキマ時間を有効活用しましょう。なぜスキマ時間かというと、毎日英語の勉強に時間を取るのって大変だからです。
1日働いて、夕飯食べて、ひと息ついたら寝る時間までに1,2時間しかないなんてことも普通じゃないでしょうか?
その少しの時間でやりたいことだってあるし、家族、彼氏、彼女との時間だってある。それを英語の勉強にあてるなんて完全に無理ゲーです。
だからこそ、スキマ時間をうまく使って英語の勉強を続けてほしいんです。
通勤時間の活用
スキマ時間の英語勉強としておすすめなのは通勤時間の英語学習です。
毎日1時間通勤時間に勉強できるとしたら1週間で5時間、1カ月で20時間、1年で240時間の勉強時間を確保できます。
通勤時間にできる英語の勉強としては、例えば以下のようなものです。
実際に私も通勤時間を使って英語を身につけてきましたので、会社員の方はぜひ通勤時間を制することをためしてみてください。
TOEICスコアアップに必要な勉強時間の目安
TOEICを100点スコアアップするためには、最低200時間の勉強が必要、という目安があります。
実はこれよく知られている目安でして、1985年にオクスフォード大学出版社がTOEICの勉強をする生徒を教える英語教師向けのガイドにスコアアップにまとめているものです。
勉強時間の目安を知っていれば、計画や目標が立てやすくなります。
先ほど”通勤時間に1日1時間勉強すると、1年で240時間の勉強時間を確保できます”と書きましたが、通勤時間に1日1時間、コツコツと勉強を続ければ1年で100点のスコアアップ相当の勉強量を確保できる計算です。
闇雲に勉強するよりも、ある程度目安があった方が勉強計画を立てられますよね。
TOEICの勉強法・おすすめアイテム
では具体的にどういう風にTOEICの勉強を進めればいいのか?についてと、実際勉強するにあたって役立つアイテムをご紹介します。
TOEIC効率的にスコアアップするための勉強法
TOEIC L&R(リスニング & リーディング)のパート別に勉強法をまとめます。
TOEIC L&R リスニングパートの勉強法
TOEIC L&R(リスニング & リーディング) のリスニングパートはPart1~4に分かれ、約45分間で100問を解きます。満点は495点。
リスニングパート攻略のカギは以下の通り。
- たくさん英語を聞いて英語の音に慣れる
- ディクテーション
- シャドーイング
まずは英語をできるだけ聞いて音に慣れましょう。そしてディクテーションをしてみましょう。
ディクテーションは聞こえた英語を書き取りする練習のことです。
聞こえてきた英語を一字一句書きとる必要があるので、ディクテーションはとても時間のかかる勉強法ですが、効果は抜群と知られており、バランスよく取り入れるのがおすすめです。
そのうえで、シャドーイングを取り入れていきます。
シャドーイングは、聞こえてきた英語をそのままマネして自分が話す練習のことです。自分が発音をしてみることによって今まで聞こえなかった英語が少しずつ聞き取れるようになります。
通勤時間に英語を話すなんてできないじゃん、と思うかもしれませんが、ボソボソと自分にも聞こえないような音量で口を動かせばいいので、通勤時間でも練習ができます。さらに今はマスクを着けるのが普通なので、まわりから変な目で見られることもないので安心です。
詳しくは、TOEIC L&R リスニングパートの勉強法 の記事をご覧ください。
TOEIC L&R リーディングパートの勉強法
TOEIC L&R(リスニング & リーディング) のリーディングパートはPart5~7に分かれ、約75分間で100問を解きます。満点は495点。
リーディングパート攻略のカギは以下の通り。
- 語彙
- 文法
- 長文対策(問題文の音読練習)
リーディングパートは多くの受験生が試験中最後の問題まで解ききれずに時間が足りなくなります。
その対策として、語彙力をつけておくこと、文章を早く読めるようになるために文法をしっかりと理解しておくこと、長文を読むことに慣れておくことが重要です。
詳しくは、TOEIC L&R リーディングパートの勉強法 の記事をご覧ください。
通勤時間の英語勉強の効率を上げるアイテム
通勤時間の英語勉強の効率を上げるためのおすすめアイテムをご紹介します。
ノイズキャンセリングイヤホンは通勤時間の英語勉強に必須
通勤時間に英語勉強をしている方、全員に購入を検討してほしいのがノイズキャンセリングイヤホンです。
電車の中ってかなり騒音でうるさいので、音楽でも聞こえにくいのに、英語のリスニング教材なんて全然聞こえないんですよ。かといって大音量にすると音漏れして迷惑かけたり、耳によくないです。じゃあどうしたらいいの?という方におすすめなのがノイズキャンセリングイヤホン。
ノイズキャンセリングイヤホンをオンにすると、電車の騒音を除去してくれて、無音の勉強部屋を作ることができます。大音量にしなくても英語の音声を聞き取りできるようになり、勉強に集中できる環境を作ることができます。
不思議なことに電車内のアナウンスなどは聞こえるようになっているので、都合のいい騒音カットを実現しています。
私が実際に10年近く使っていたのは7千円台のノイズキャンセリングイヤホンにしては安いのものですが機能は十分でした。
スマホアプリでTOEIC勉強
通勤時間にTOEIC勉強をする際にストレスを感じるのは、いつも参考書を持ち歩かないといけないところ。出来れば荷物は少な目がいいですよね。
参考書を広げていると、いかにも英語の勉強をしてます、っていうのを周りに知られるのも恥ずかしかったりします。
解決策としては、スマホアプリでTOEIC勉強をすること です。
神アプリと評判の高いスタディサプリEnglish(略してスタサプ)にTOEIC勉強に特化したアプリがあります。
TOEIC頻出単語帳、文法講義、リスニング・リーディングの例題と解説講義、20回分の過去問が詰まったアプリで、TOEIC満点の元人気予備校講師の関正生先生が5分ほどの動画で解説してくれるので、飽きずに、わかりやすく教えてくれます。
リスニングとリーディングの効率的な勉強法で解説した”シャドーイング”とか”ディクテーション”ですが、それなんやねん、と思った方も安心してください。
例題を解く → 解説動画を観る → ディクテーション → シャドーイング
スタサプ のアプリに従って勉強をすると、流れに従うだけで効率的に勉強を進めることができるのでおすすめです。
スタディサプリENGLISH TOEICテスト対策コース ベーシックプラン公式サイト
実際にスタサプTOEICベーシックプランを6カ月使った感想をまとめた記事もご覧ください。
やっぱり独学はどうしても難しい、とお悩みの方には
いままでたくさんの方法を試したけど、やっぱり自分ひとりで英語の勉強をするのはモチベーションが上がらない、続かない、とお悩みの方も多いです。
そんな方には、コーチング型の英語学習を始めてみるのも手です。
コーチが自分の目的に合った学習プランを立ててくれて、ゴールに向かって何をやればいいか迷いをなくしてくれます。途中でくじけそうになっても、励ましてくれたり、学習プランを修正してくれたり、何かと寄り添って目標達成まで一緒に走ってくれる、とてもうれしいシステムです。
自分ひとりでは続けるのが難しくても、誰かと一緒なら続けることができる、三日坊主を防いでくれるのがコーチング型の魅力です。
詳しくは「英語の独学は無理!と挫折する前にためしてほしい方法」の記事をご覧ください。
まとめ
この記事では、社会人がスキマ時間を活用してTOEICスコアアップをする方法をご紹介しました。
私は社会人になってから独学で勉強をして英語を身につけましたが、なかなか勉強が続かなくて、やっぱり自分には英語は無理なのかもと悩んでいました。
振り返ればもっと効率的にできたのではないか?と思うことも多く、その経験を元にこの記事にまとめました。英語を勉強する社会人の方の参考になればうれしいです。
以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!