この記事でわかること
- 海外赴任中に日本の携帯番号を維持したほうが良い理由
- 携帯番号を維持するおすすめの方法
海外赴任中に日本の電話番号をそのままにしておいたほうがいいのかな~と悩みますよね?
この記事を書いている私はフィリピンに海外赴任をしていた経験があり、赴任前に携帯番号をどうするか悩み、検討した結果、実際に4年間維持したので、その理由をまとめます。
これから海外赴任する人の参考になればうれしいです。
海外赴任中に日本の携帯番号を維持する理由

結論ですが、以下の理由で日本の携帯電話番号を維持したほうがいいと断言します。
理由は以下の2つです。
- いずれは日本に帰国するから携帯番号を残しておいた方が楽
- 日本一時帰国時すぐにインターネットに接続できる
これらを解説していきます。
いずれは日本に帰国するから携帯番号を残しておいた方が楽
帰任後に電話番号が変わってしまうって結構面倒なものです。
電話番号っていろんなところに登録していると思います。例えばクレジットカードだったり携帯番号で登録していることも多いはず。これを全部変えるのはほんと大変です。
数年後に帰任したとき、登録を全部変更したり、友達や家族、仕事関係に番号変更を伝え直すの考えただけで面倒じゃないですか?
維持したほうが余計な時間を使わずにすみそうですよね。
番号を維持しておくことで意外と便利なのが、海外にいてもローミングすることで日本の電話番号へのSMSや電話連絡を受け取れること。必要なときに日本の電話番号への連絡を海外でも受け取れる安心感があるんです。
日本一時帰国時すぐにインターネットに接続できる
日本に一時帰国したとき、すぐにスマホが使えると本当に便利です。
赴任中も日本に一時帰国することがあると思いますが、せっかくの日本帰国中の限られた時間をムダにしたくないものです。
もし日本の携帯番号を維持していれば、SIMの入れ替えだけで済むので余計な時間を失わずに済みます。
例えばこんな感じです。
サクッと10秒で設定変更
- 日本のSIMと赴任先のSIMを両方スマホに入れたままにしておく
- 赴任地にいる時は日本のSIMは無効にしておく
- 日本帰国時、飛行機到着後、日本のSIMを有効にする
- すぐにスマホが使える(10秒くらいで完了)
2つSIMが入るDUAL SIMのスマホであれば、上記の通り10秒でササっと切り替えができます。
実際にやってみると、すぐにネット接続ができて、これがホントに便利。
だから、日本の携帯電話番号を維持したほうがいいと断言します。
海外赴任で携帯番号を維持する場合のコスト比較

でも心配なのは維持費。毎月高いお金を払い続けたくないし、損したくないですよね。
解決策としては料金プランの安い音声通話付きSIMにして、携帯電話番号を維持する方法があります。
「音声通話つきSIM」にした場合と「帰国時にプリペイドSIM」を毎回購入した場合について比較していきます。
料金プランの安いSIMで維持した場合の年間コスト
実際に私が日本の携帯電話を維持するのに使っていた音声付SIMは「IIJmio」の月額1,760円、データ3GBプランでした。
月額1,760円 × 12ヵ月= 21,120円
年間で約2万円です。
※ SIMにはデータプラン、SMS付きプラン、音声電話付きプランとおおまかに3種類あり、電話番号を維持するためには音声通話機能付きが必要です。
どうでしょうか、思ったよりは安く済むと思いませんか?
さらに、このIIJMIOは年々サービスが良くなっており、現在最安の音声付プランが月額850円(データ2GB迄)で使えるようになりました。数年前に比べて半額です。
携帯のキャリアを長く使ってもあまりメリットがないと言われるのに比べて、安心して長く使える格安SIMだと思います。
この月額850円で計算し直すと、
月額850円 × 12ヵ月= 10,200円
これくらいなら何とかまだ許せる範囲ではないでしょうか?
\ 海外赴任中、年間1万円で携帯番号を維持できる /
日本帰国時に毎回プリペイドSIMを買う場合のコスト
次に、もしSIMを維持せず、毎回帰国時に空港でプリペイドSIMを買う場合のコストをみてみます。
プリペイドSIMカードは空港で2,500円くらいで売ってます。
1週間の滞在なら、ゲームや動画を余程ヘビーに使わなければデータサイズは1GBで十分。
シミュレーションしてみましょう。
例えば、出張などで年4回日本に帰国するとします。
2,500円 × 4回= 年間10,000円
帰国時毎回SIMを買うなら、年間1万円です。
携帯番号維持 年間1万円 = 帰国時にプリペイドSIM 年間1万円
「音声通話つき格安SIM 年間1万円」vs 「帰国時にプリペイドSIM 年間1万円」
シミュレーションの結果、格安SIMで日本の携帯電話を維持するのと、帰国時に毎回プリペイドSIMを購入しても、コストは変わりませんでした。
コストが変わらないなら、日本の電話番号を維持するのをおすすめします。
以下2つが圧倒的にメリットがあるからです。
やっぱり便利!
- いずれは日本に帰国するから携帯番号を残しておいた方が楽
- 日本一時帰国時すぐにインターネットに接続できる

携帯番号を維持して本当に良かったと思っています。空港ついて荷物を待っている間にいろんなところに連絡できちゃいますよ。
海外赴任中の携帯番号維持におすすめする音声通話付のSIM


ここまで読まれて海外赴任中に携帯番号を維持したいと思う人に、音声通話つきSIMをご紹介します。
今ドコモやau、ソフトバンクなどの大手キャリアを使っている場合、月額7千円、8千円くらいはかかっていると思いますが、音声通話付きSIMにMNP転入することで、今使っている携帯番号そのまま、月額を安くすることができます。
私は実際に海外赴任前にIIJMIOへ乗り換えましたが、契約がすべてネットで完結できたので忙しい赴任前に本当に便利です。身分証明書はスマホで写真をとって送るだけだし、数日で自宅にSIMが送られてきます。困ったらチャットや音声サービスでサポートを受けられるのも安心で、私もIIJmioのチャットで質問をしましたが、レスも早くてサクッと疑問を解消できました。
おすすめのSIMをご紹介していきます。
IIJmio
IIJmioはビックカメラとのコラボで格安SIMのBIGSIMを出しているのが有名です。運営するのは東証一部上場企業のインターネットイニシアティブ(IIJ)で、2012年から提供する格安SIMサービスです。
格安SIMを引っ張ってきた企業ですので信頼できます。問い合わせのチャット回答が素早くとても対応のよい会社だと思います。



実際に私が海外赴任していた時に、携帯番号の維持に使っていたのは IIJmio でした。
一次帰国したときは空港に着いてすぐにSIM入れ替えてスマホを使えたし、赴任していたフィリピンで日本の携帯番号宛てのSMSを受け取りたい時にも問題なくできました。
携帯番号を維持しておいて本当に良かったと思っています。海外赴任が終わり日本に帰国後もそのまま使っています。
2021年4月1日から「ギガプラン」がスタート


IIIJmioは数年前に比べると料金も半額近くに値下げしてくれています。
- 私の海外赴任中 3GB 月額1,760円
- 現在 2GB 月額850円
IIJmioをそのまま使っている大きな理由は、数年前に比べて料金が半額になるなど、勝手にIIJmioの方から月額料金を下げてくれたり、新規のお客さんだけではなく、既存ユーザーも大切にしてくれるところです。
携帯キャリアは長期で使っていても特にメリットがないと言われますが、IIJmioを延べ10年くらい使っており、格安SIMの最安値水準を追従してくれているので、安心してずっと使っていれば、いちいちお得なSIMを調べて乗り換える手間も省けます。
ドコモやAUの回線を使う格安SIMなので、電波がつながりにくい問題も起きにくい。
普通にキャリアの契約をしたまま海外赴任に出てしまうのは、IIJmioで携帯番号を維持するのに比べて、価格面でだいぶ損をすることになるので、赴任前に乗り換えることをおすすめします。ネットで完結できるしチャットの対応も早いので思ったより簡単にできますよ。
\ ドコモやAU回線を使う格安SIMなら /
楽天モバイル


楽天モバイルは昔は格安SIMを提供していましたが、今はDokomo、Au、ソフトバンクと同じ自社の回線を提供している第4のキャリアとなりました。そのため楽天の回線はまだ新しく、念のためご自宅のエリアがカバーできているか対象エリアの確認はしておきましょう。
注目は2021年4月1日からはじまった新しい料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI(ラクテン アンリミテッド シックス)」で、月間1GBまでなら月額0円というすごいもので、契約数も300万回線を突破して、今人気のSIMでした。
楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VI」の魅力
- データ使用料1GBまでなら月額無料(どれだけ使っても月額3,278円)
- 海外66ヵ国でもデータ容量2GB/月まで使える(1GBまでなら月額無料)
楽天モバイル公式サイト
しかし、残念なお知らせです。2022年7月から新しい料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII(ラクテン アンリミテッド セブン)」が始まり、1ギガまで月額0円が廃止され、3GBまで1,078円と変更になると発表がありました。


毎月のデータ使用料と月額料金
- 0~3GBまで → 1,078円
- 3~20GBまで → 2,178円
- 20GB ~ 無制限 → 3,278円
※複数の回線を契約する場合、2回線目以降は3GBまで1,078円
今までは、0~1GBまでは無料だったので、海外赴任中の人が携帯番号をコストゼロで維持できる最高のキャリアでした。しかし、2022年7月以降は最低額が1,078円となり、他のSIMとほぼ同等の条件となりました。
それでも月額1,078円は十分魅力的な金額だし、普段楽天カードや楽天ペイ、楽天市場を使っているなら、ポイント還元のメリットがあるので、まだまだおすすめできるSIMです。
楽天モバイル公式サイト
海外66ヵ国でもデータ容量2GB/月まで使える
海外で活躍する人にとってもうひとつ楽天モバイルの魅力的なところは、楽天モバイルのSIMのまま、特定の66か国の国で2GBまでのデータ通信が使えるということです。


そのまま使える「海外66ヵ国」は具体的には以下の国々です。


これらの国に赴任する人は楽天モバイルのまま、赴任先で毎月2GBまでのデータ通信ができます。赴任したら赴任先で現地のSIMを買うと思いますが、買うまでの間、仮に使えるのは安心です。これは日本と海外を行き来する人のためにあるようなSIMですね。
注意:180日利用実績がないと利用停止になる(2021/7/1から)
注意してほしいのは、180日間連続で使われた実績がないと利用停止になってしまう規約があることです。
2021年7月1日(木)より、Rakuten UN-LIMIT VIの1回線目において180日間ご利用がなかった場合に、事前に通知した上で当社が利用停止できるよう規約を変更いたします。
楽天モバイル公式サイトから引用


解決策としては、180日に1回、海外からデータ通信をしておく(SIMを楽天モバイルに切り替えてニュースサイトを1ページだけ見るとか)ことです。
「 楽天モバイルのSIMのまま、特定の66か国の国で2GBまでのデータ通信が使える 」と書きましたが、これを利用します。
デュアルSIMの携帯なら、赴任した国の現地のSIMと、楽天モバイルのSIMを両方入れておいて、忘れないように月1回は楽天モバイルに切り替えればOKです。
そのほかメリット
- 楽天の買い物時に+1倍ポイントが加算される
- 5Gにも対応(他キャリアと同様にまだエリアが限られている)
- 最低利用期間の縛りがなくて、解約するときの契約解除料がかからない
日本に一時帰国した時には、楽天やAmazonで買い物をする人も多いと思いますが、ポイント加算はうれしいですよね。5G対応が進んでいること、契約期間の縛りがないので、いざという時にすぐ解約できるのも安心です。日本に住んでいる時しか申し込みができませんので、海外赴任前に乗り換えるのがおすすめです。
\ 楽天ユーザーにおすすめ /
ahamo


ここまで読んで、やっぱりキャリアの安心感は外せない、という人には、ドコモの新しい料金プランのahamoがおすすめです。
格安SIMの安さには敵わないけれど、安心のドコモ回線なのに月額料金が2,970円というお得なSIMです。
- データはひと月20GBまで使える
- 5分の無料通話がついている
- 海外ローミングが20GBまで無料
魅力は何と言ってもNTTドコモが提供する新しいプランというところでしょう。格安SIMや楽天モバイルを使うのは抵抗があるし、なんかめんどくさい、という人はahamoは賢い選択だと思います。
24時間いつでもオンラインで手続き完了できます。
\ ドコモ回線のお得な料金プランが誕生! /
まとめ
この記事をまとめます。
海外赴任中に携帯番号を維持したほうが良い理由
- いずれは日本に帰国するから携帯番号を残しておいた方が楽
- 日本一時帰国時すぐにインターネットに接続できる
海外赴任中の携帯番号を維持におすすめ
- 楽天モバイルならデータ使用量が3GBまでなら1,078円で携帯番号を維持できる
楽天モバイル公式サイト - IIJmioの最新プラン『ギガプラン』は、3GBまで月額850円で携帯番号を維持できる
IIJmio公式サイト - 安心のドコモ回線が月額2,970円!
ahamo
以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!







