「もう社会人だし、英語をこれから身につけるのは遅いかな、若いうちにもっとやっておけばよかったな」
もし、あなたがこんな風に悩んでいるとしたら、まだ諦めなくて大丈夫です。
社会人になってからでも、英語を身につけることができます。
この記事を書いている私は、社会人になってから25歳で英語勉強のやり直しを始め、6年かけてTOEIC340→760点までスコアアップ、転職して毎日英語を使いTOEIC820点、フィリピンに4年海外赴任した経験があります
ネイティブ並みに話せるわけではありませんが、本職の経験スキル×英語力で、海外で英語を使い外国人をマネジメントできるレベル、海外に行ったときに英語で苦労を感じないレベルまでになることができました。
なぜ私が英語を話せるようになれたのか、今考えてみれば、何度も挫折して英語の勉強をやめても、また思い直して英語勉強を再開するを続けるうちに、積み上げができて英語を身につけられたのだと思います。
友達や家族など身近な人から「英語を話せるようになりたいんだけどどうしたらいいの?」と聞かれたときに私が答える内容をこの記事にまとめました。
私の体験談がベースになるので、「TOEIC満点を短期間で取る方法」や、「ネイティブみたいに話せるようになる方法」とかの超ハイレベルの情報を探している人には期待に答えられないと思うので、他のサイトを見ていただいた方が良いと思います。
25歳でTOEIC300点台から英語の勉強をやり直し、挫折しつつも6年かけてTOEIC760点までスコアアップして英語を使う仕事に転職して海外出張や海外赴任ができた、そんな体験談に興味がある人のみ続きをご覧ください。
「英語ができるようになるにはどうしたらいいの?」
まずは英語ができるようになるためにはどんなことをしていったらいいのかをまとめます。
- 英語を話せる人の真似をする
- 達成感を得られるようにする
- 英語を身につけるには時間がかかるので諦めないで続ける
英語を話せる人の真似をする
英語を話すってネイティブのモノマネの繰り返しだと思うんです。
英語を話そうと思ったら、英語で何て言えばいいのかフレーズと発音を調べて、発音を出来るだけ似せて話そうとしますよね?
それって英語が話せる人のモノマネをしているとも言えますよね?
例えば私がまだ英語が全然できなかったときにグアムに旅行に行ったのですが、マクドナルドでチーズバーガーとポテトとコーラをお持ち帰りするのを全部英語でかっこよく言ってやろう、と決めました。
「ポテトはフレンチフライっていうんだ」とか「コーラはコークっていうんだ」とか、「お持ち帰りは To Go」で通じるんだとかを調べて、実際に使ってマネしてみました。
ちゃんと話しているつもりが店員から聞き返されたりして、他の人のオーダーは聞き返されてないのに何がいけないんだろう?あーそうか、「バーガーはRの発音をしっかり入れないと通じないんだ」と実体験から感じることができました。
このように、英語で会話が出来ている人たちのモノマネを繰り返すことが大切なポイントのひとつです。
達成感を得られるようにする
英語を身につけるには1日8時間とかの猛勉強をして短期間で身につける人もいれば、私のようにゆっくりと勉強を続けて身につける人もいます。
共通するのは勉強の総時間はどちらにしても多くの時間が必要であり、長い旅路だということです。
本当に英語ができるようになるのかな?
そんな不安を抱えながら勉強を続けるには、ちゃんと成長や進歩を感じることができることが大切になります。
そのためには目に見えて達成感を得られるものが必要で、私がおすすめするのはTOEICのスコアアップを目標にすることです。
TOEICは990点満点で点数で結果が出るので進歩が見えやすいし、1,2カ月に1回テストをやっているので頻繁に実力を試すチャンスがあります。
まずは600点!とか目標を立てやすいのもいいところです。
また、TOEICは世界中で認知されていて、700点以上取らないと昇進させないとか給料に直結する制度の企業もあるほどなので、ハイスコアを持っていて損はありません。
実際、TOEICの問題自体はオフィスでの会話だったり、BtoBでの注文に欠品があるとか、クリニックの予約が変わるとか、ビジネスシーンや海外生活で使う英語がメインなので、社会人が学ぶ教材として実践的なんです。
基礎的な単語や語彙力、文法を知らないといい点数が取れないし、基礎作りとモチベーション維持、評価されやすくなるためにTOEICから取組むのはとてもおすすめです。
英語を身につけるには時間がかかるので諦めないで続ける
英語ができるようになるまでには時間がかかります。
英語学習の体験談がまとめられている本や、英語系のYoutubeの体験談を観ると、英語を身につけるための魔法のようなものはない、地道に積み重ねるのみ、と言われています。
本当にその通りだと私も思います。
TOEICのスコアで言えば、100点スコアを上げるのに、約200時間以上の勉強が必要という目安があります。
200時間って毎日1時間英語の勉強をしても半年ちょっとかかる計算です。
社会人は仕事に遊びに家庭に、何かと忙しいですから無理だと心が折れる人はいるはずです。
それでも続けていれば英語ができるようになるので諦めないでほしいです。
自分の時間をうまく使い続けやすい仕組みを作ることが続けるための秘訣になります。
私も今さらもう遅いとか、日本にいながら話せるようにはならないと会社の同僚や家族に言われ続けましたが、英語を身につけることができましたので、諦めるのは早いですよ。
英語を身につけるためのコツ
自分が英語を勉強していたときにはわからなかったけれど、英語を身につけた今ならわかる英語勉強法のコツをまとめていきたいと思います。
- スキマ時間を使いこなす
- インプット7割、アウトプット3割で勉強する
- 失敗を気にせず話す練習をする
それぞれ説明します。
スキマ時間で勉強する
何かと忙しい社会人にとって勉強時間を確保するのは難しいものです。
社会人が毎日の中で勉強時間を確保するとしたらスキマ時間を活用して勉強するのがおすすめです。
通勤時間や昼休みの時間を5分でも10分でも使って勉強を積み重ねていきましょう。
スキマ時間に勉強するために外出先に重い参考書を持ち歩いたりするのは学生みたいでシンドイですよね。
社会人におすすめの勉強法はスマホで勉強をすることです。
無料で使える語学学習アプリのDuolingoとか世界中で人気のあるアプリで英語を学べたり、Youtubeでも英語系Youtuberの英語学習動画とか、ネイティブスピーカーの英会話講座も無料で聞くことができます。
昔はわざわざお金を出して英語音声のCDを買ったりしたものですが、今はスマホがあれば無料で英語学習の環境を整えられるのは本当にいい環境になりました。
とは言っても、私は無料アプリだと広告がウザいし、内容が物足りなかったり、雑多でまとまっていないと感じるので、もっと効率よく学習するためには少し課金して勉強する方が好みです。
例えばTOEIC対策のスマホアプリがたくさんありますが、有料の人気アプリを使う方が圧倒的に勉強効率が上がるので忙しい社会人は自己投資として良い環境を手に入れた方が良いです。
効率よく勉強できるアプリについては、実際に私がスタサプTOEICを6カ月間使った体験談の記事をご覧ください。
インプット7割、アウトプット3割で勉強する
英語を話せるようになるには「読む」「聞く」「書く」「話す」の4つのスキルを上げていく必要があります。
「聞く」「読む」のインプットを大量にして、「話す」「書く」のアウトプットは少量というバランスが英語学習に効果的だと言われています。
著者は日本の言語学者として有名な白井恭弘氏です。
「大量のインプットと少量のアウトプット」という考え方をSLAの観点から本書では提案したいと思います。つまり、言語習得はインプットの理解なしにはおこらない。これは厳然たる事実です。ただ、それだけではだめで、アウトプットをすることにより、インプットがより効果的に言語習得に結びつくということです。
「英語はもっと科学的に学習しよう」から引用
TOEICは「読む」「聞く」のスキルを測るテストではありますが、「話す」ことができる方が「聞く」スキルを高めることができます。
なぜかというと、正しい発音を知らないと「聞く」ことができないわけですが、正しい発音を知るためには「話す」ことができる方が有利なわけです。
TOEIC600点を目指すとはいっても、少しは英語を話せたらかっこいいと思いますよね。
まずはインプットで知らない単語や文法を覚えて、英語の音声を聞くを続けてTOEICスコアアップを目指す中で、気分転換を兼ねてオンライン英会話や海外旅行で英語を使うことでリスニング力アップにもつながる効果があります。
英語が少しでも話せるようになると上達がわかってそれもモチベーション維持につながるのでたまにオンライン英会話をやってみるのがおすすめです。
失敗を気にせず話すこと
日本人が中学~高校で6年間、大学まで行ったらさらに4年間も英語を勉強しているにもかかわらず英語を話せない理由は、そもそも話す練習を全然していないからです。
学校の勉強は、「読む」「書く」と「聞く」ことが中心です。話す練習ってほとんどしないんですよね。
特に私が学生だったころなんて、授業中に英語を話すこと自体がなんかカッコ悪い空気があって、ほとんど英語を話したことがありませんでした。
英語が話せるようになりたいなら、話す練習をしましょう。
まずは、英語の音声に合わせてブツブツと口を動かして、人に聞こえない声くらいで発音をマネすることからはじめてみてください。
シャドーイングというものですが、これをやることで英語の言い回しとか、発音に口が慣れてきます。
オンライン英会話なら自由な時間で今すぐレッスンできるところや、週1回、2回からでも外国人との英会話ができるところがあります。
オンライン英会話をためしてみたい人は、おすすめオンライン英会話をご覧ください。
英語ができるようになると人生が変わる
海外で働くことに興味があったり、英語を話せるようになりたいと思うなら、頑張って英語力を上げることを強くおすすめします。
英語ができると楽しい
英語ができるようになると、やっぱり楽しいんですよ。人生が楽しくなります。
私は小さいころから海外で働くのが夢でした。
実際に夢を叶えることができたときには、飛行機の中で感動で涙が出ました。
自分が仕事で泣ける日がくるなんて思いもしませんでした。
さらに海外赴任に選ばれれば給料も普通は上がります。
それ以外にもいいところは、英語がそこそこできるだけで、本業との掛け合わせで人材として価値が上がる可能性があるということもあります。
私自身も社会人になって始めた仕事は海外との仕事がなかったわけですが、英語力を地道に上げたことで本業と英語の掛け合わせで、転職のチャンスをつかむことができました。
一度チャンスをつかんで結果を残せば、英語ができる人材が限られていることもあり、転職のチャンスを得やすくなります。
英語を話すことにストレスを感じる方、海外なんて行きたくない、という方にはおすすめはしませんが、英語が話せるようになりたい!という気持ちをお持ちの方には是非英語を勉強し続けてほしいと思います。
スタートラインに立つにはTOEIC600点
まずはTOEICで600点を目指してみるのがおすすめです。
TOEICはビジネスシーンや日常会話を意識して問題が作られているので、社会人が英語学習をはじめるなら、即使える英語が学べるし、モチベーション維持のためにも取り入れてみてください。
会社によっては、良い点数をとると手当が出たり、出張や海外赴任の要件をクリアできたりするし、履歴書にも書けるしいいことづくしです。
TOEIC高得点でも英語が話せない、というネガティブな話もありますが、基礎力を積み上げるのと結果が数値で得られるのでとても良い教材であり資格なのでおすすめです。
TOEIC600点は仕事で英語を使うためのスタートラインです。
その後はスコアが上がるほど価値が高くなりますが、TOEIC800点を超えればそこそこの英語力はついているといえますので、そこを目指すのがコスパが良いと思います。
ちなみにTOEIC800点クラスは英語ネイティブの小学校中学年くらいの英語力相当といわれており、実際にはそれほど高いレベルではないですが、基本的な英語でコミュニケーションができます。
このサイトの最終的なおすすめは「TOEIC800点クラス×英語が話せる」ですが、まずはTOEIC600点を目指していきましょう。
英語が身につくとやっぱり達成感があるし、自分の可能性が広がり人生楽しくなりますので、時間をかけてやる価値はあります。
英語勉強つづけていきましょう!