この記事でわかること
- 海外に住んでいるだけじゃ英語は上達しない理由
- 海外に住んでても英語が劣化してると感じたときにチェックすること
「海外に3年も住んでたらもう英語ペラペラなんでしょ?」
こんなことを言われることがあります。でも、正直に言うと海外に住んでいて普段英語使っているのに、たまにスランプがあって英語がうまく口から出てこないことがあるんですよ。
これについて解説します。
この記事を書いている私は社会人になってから英語の勉強を再開しTOEIC300→800点台まで伸ばしてフィリピンへ赴任し、英語を使って4年間働いていた経験があります
海外に住んでるだけじゃ英語は上達しないし下手すりゃ劣化します
結論ですが、海外で働いても英語がそこまで上達しない理由は以下のとおりです。
- 英語ネイティブの国で働いていない
- 仕事で使う英語はたいてい決まった単語、フレーズで完結してしまう
- 仕事でも普段の生活でもそこそこ英語が通じてしまうとそれ以上努力しない
英語ネイティブの国で働いていない
私が働くフィリピンでは英語は公用語のように多くの場面で使われています。
でもフィリピン人同士で話すときはフィリピンの現地語であるタガログ語で話しをしています。だから常に英語が聞こえる環境ではありません。
街中でも現地語の方がよく聞こえてきますから、英語に接する機会がそれほど多くないことがまず挙げられます。
仕事で使う英語はたいてい決まった単語、フレーズ
実は仕事で使う英語は分野がとても限定されているので、使う英語は限られます。
またフィリピン人の英語レベルは高いですが、ネイティブではないので、タガログ語を話すように英語を操れる人は少ないです。
日本人はフィリピン人よりもっと語彙力がない人がほとんどだと思うので、フィリピン人と日本人の会話は必然的にすごく限られた単語といくつかのフレーズによって仕事が進みます。
でも仕事であれば、限られた単語で、表現は幼いかもしれないけど、間違いがおきないシンプルな英語でやり取りしたほうが仕事がうまくいくこともあります。
そうすると、それで仕事がまわるなら、英語力を磨く必要性や緊急度が高くなりません。
これがもう一つの理由です。
仕事でも普段の生活でもそこそこ英語が通じてしまうとそれ以上努力しない
限られた英語でも仕事で仕事ができてしまうと、そこそこ通じるレベルから脱するきっかけがなくなってきます。
TOEICでいうと800点台くらいの方たちがこの状態に陥りやすいと言われています。
なぜならここから上級者を目指すのはまたかなりの努力が必要だからです。
他にも以下のような状況にあてはまる方も同じくきっかけがなくなると思います。
- 仕事は日本本社とのつなぎや現地日本人との仕事
- 仕事以外で英語を使わない
- 現地人とあまり付き合わない
海外に住んでても英語が劣化してると感じたときにチェックすること
英語がうまく出てこない、調子悪い、と思ったときには、英語にかけている時間がいつもより減ってないか?をチェックしてみてください。
というのも残念ながら、英語は使ってないと劣化します。
例えば語学留学やワーホリをして頑張って英語力を上げた人も、数か月たつと、衰えてきてショックを受けたことがあるんじゃないでしょうか?
私はフィリピンに住んで3年、英語でコミュニケーションはできるので、普段の仕事や生活で英語に不自由することはそんなにありません。
不自由しないからこそ、勉強が後回しになりがちで3年働いても思っていたよりも英語が上達してません。上達しないどころか、普段から心掛けているコツコツ英語勉強をちょっとやらなかったりすると、途端に英語が口から出にくくなることがある始末。
反対に調子がいいときには、日本語か英語かどちらを話しているか意識しないで話せるときもあります。
なんでこんなに状態が違うんだろう?と英語がうまく出てこないときに見つめ直してみてわかったのが、英語に向き合っている時間の変化でした。
英語を使う時間、勉強する時間が減っていないかをチェック
この1ヵ月自分が何を、どれくらいの頻度で英語勉強をしていたかを書きあげてみました。
書いてみてわかりました、明らかに英語にかけていた時間が少ないんです。
英語に触れるために英語でニュースを読んで、わからない意味の単語がでてきたら調べたり、英語の映画、ドラマを観たり、オンライン英会話レッスンを受けるなど、いつもと変わらずやってます。
でも、やっている頻度が低い=時間かけてないことがはっきりわかりました。
使う時間が減ると劣化する
恐ろしいことに、はっきりと自分の不摂生というか、不勉強が結果に出てしまうってことです。
英語に触れてない日はまずないですが、それでも上達しないのって、ほんと心折れます。
でも、心が折れそうなときには、自分の行動を振り返ってみることをおすすめします。きっと何かのヒントが隠されていると思います。
普段の生活に英語を馴染ませるおすすめの方法3つ
ここでがっつりと勉強するのが嫌いな私なりに英語勉強を続ける方法をご紹介します。
英語勉強を生活に自然に取り入れる方法
- 英語のニュースを読む
- 英語の映画、ドラマを観る
- オンライン英会話レッスンを受ける
英語のニュースを読む
毎日Yahooニュースだったり、Newspicksなどを読まれていると思いますが、英語のニュースを読んでみることをおすすめします。
私の場合は、フィリピン情報を知るためにフィリピンのニュースを英語で読むようにしています。
必ず知らない単語に巡り合うので、そのたびに単語を辞書で調べて、語彙力を上げること、英語を読むことを習慣化してます。
フィリピン情報ならCNN PhilippinesやRappler などのアプリをダウンロードしておくといいですよ。
英語の映画、ドラマを観る
映画やドラマを観るのが好きな人は、英語学習を続ける素質があります。
私はだいたい英語字幕つきで映画、ドラマを観ています。もともと映画が好きなのでストレスなく続けられる方法なんですよね。
ただ流しているだけ効果はなくなないけど、低いので、知らない単語があったら辞書で調べるとか、使ってみたい表現があったらメモっておいて、すぐ使ってためしてみる、をやるのがおすすめです。
英語字幕付きで観れるVOD(動画配信サービス)なら、Hulu、Netflixが英語字幕つきで見れるのでおすすめです。
オンライン英会話レッスンを受ける
会話力は残念なことに続けていないと衰えます。
海外にいても家で日本語を使っていたり、一人暮らしの人はやっぱり会話する頻度が少ないので、英会話をやった方がいいです。
海外在住者におすすめのオンライン英会話の記事も合わせてご覧ください。
まとめ
この記事をまとめます。
英語が劣化していると感じたときには
- 英語を使う時間、勉強する時間が減っていないかをチェック
英語を勉強してるのになんでこんなに英語をうまく話せないのかな、、と心折れそうなときには、自分の行動を冷静にふり返ることをおすすめします。
普段より英語を使う時間、勉強する時間が少なくなっていませんか?英語を楽しく身につけて、仕事に生活に今日も楽しくすごしましょう!
以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!