この記事でわかること
- 25歳TOEIC300点台の英語初心者から海外で働くまでに試して効果があった英語勉強法
「今さら英語を勉強しても遅いよ」
社会人になってから英語勉強をはじめた私が、家族や同僚から言われていたことです。
周りから期待されていなかったわけですが、諦めなかったことが良かったのか、8年かけて英語を身につけて転職し、フィリピンに海外赴任、社内では通訳を任されるようになりました。
3カ月で英語を話せるようになる、というような裏ワザ的な方法ではありませんが、いままでに私が試した中で、これから英語勉強をはじめる人に教えてあげたいと思うことをまとめました。
参考になればうれしいです。
英語を勉強する前に知っておくべきこと【道のりは長い】
まずは、英語勉強をする前に知っておいた方がいいこと2つをお伝えします。
英語を勉強する前に知っておくべきこと
- 英語を身につけるには時間がかかる
- 英語を身につけるには大量のインプットと少量のアウトプット、7:3が目安
英語を身につけるには時間がかかる
残念ですが、日本人が英語を身につけるには2,200時間もの時間が必要とも言われています。
そのうち、学生時代にだいたい1,200時間ほどは英語に触れているので、社会人が英語を身につけるには、1,000時間の勉強が必要というのが目安です。
上図はイメージ図で1000時間の勉強量を何年かけて勉強していくか、勉強スピードによって達成できる年数が変わることがわかります。
もう少しリアルな数字で説明します。
1日あたりの勉強時間と1000時間を到達する期間
- 1日30分 :1000時間 ÷ 0.5 = 2000日 ← 約5.5年
- 1日1時間:1000時間 ÷ 1 = 1000日 ← 約3年
- 1日2時間:1000時間 ÷ 2 = 500日 ← 約1.5年
- 1日3時間:1000時間 ÷ 3 = 333日 ← 約1年
そんなに時間が必要なの?と絶望しますよね。でもこれが現実とまずは受け止めましょう。
「TOEICの点数アップに必要な勉強時間」にまとめた通り、イギリスにあるオクスフォード大学出版局(Oxford University Press)が英語教師向けのガイドに、学生がTOEICのスコアを100点上げるには約200時間の勉強時間が必要、という目安が書いてあります。
私のようにTOEIC300点台であれば、そこから例えば800点台まで上げるためには、ざっくり1,000時間の勉強をする必要がある、という目安をまず知っておきましょう。
大量のインプットと少量のアウトプット、7:3が英語学習の目安
外国語をどのようにしたら習得できるのかを研究する第二言語習得論によると、「聞く」「読む」のインプットを7割、「話す」「書く」のアウトプットを3割の目安で勉強を進めるのが効果的であると言われています。
また20か国語を話し日本語もペラペラなスティーブカウフマンさんという方がいます。こんなYoutubeチャンネルをやってらっしゃいます。
スティーブさんによると、「聞く」ことが一番大切で、ネイティブスピーカーが話す音声を聞いて英語を耳に慣らすことが重要です。
あまりにも金言なので引用いたします。
Steve「言葉の勉強というものはですね、読む・聴くことが大事です。自分の中には存在しない言葉なので、外から取り入れないといけないんですね。脳に対して新しい言葉についての経験・刺激が必要なんです。たくさん聴く、たくさん読む!会話するならまずその言語について聴いて読んでレベルアップして、会話レベルの土台に立ってからたくさん話をするというかたちをとるといいです。」
引用元:Ryu学
効果があったと思う英語勉強【まずはTOEIC600点】
では、次に私がためしてきて、効果があったと思う英語勉強をまとめます。以下の3つです。
- まずはTOEIC600点台を取ることに集中する
- 普段から英語に親しみ慣れる
- 実際に英語を使ってみる
まずはTOEIC600点台を取ることに集中する
先程のスティーブさんの言葉
『会話するならまずその言語について聴いて読んでレベルアップして、会話レベルの土台に立ってからたくさん話をするというかたちをとるといいです。』
土台作りのために、あなたが社会人なら、まずはTOEIC600点を目指すのがおすすめです。
TOEICって高得点の人でも話せない人がいて、実践的じゃない、ということを気にするかもしれませんが、そんなことはありません。
TOEICの英語は、オフィスでの会話や、海外で生活したときの会話が多く問題に出てくるので、意外と実践的なんです。
さらにTOEICなら2カ月に1回くらい試験が開催されているので、実力が試験の点数としてわかりやすく出てくるので、モチベーションにもなります。
また、履歴書に書ける最低レベルがTOEIC600点ですし、会社員なら昇格テストを受けるためにTOEICスコアが必要なところもあります。
社会人としては実利もあるので、TOEIC600点達成するまでは、スコアアップに集中して土台を作りましょう。
私が勉強していた時代はまだ本で勉強する時代でしたので、以下の本を使って勉強をしました。
- TOEICの単語帳
- TOEICテクニック本
- TOEIC公式問題集
TOEICの単語帳
問題を理解するには、単語やフレーズを覚える必要があります。
単語帳で頻出単語を見たり書いたりして覚えつつ、単語帳についている音声で発音を覚えることも重要です。
間違った発音で覚えてしまうと、リスニング問題で、知っている単語だったとしても、聞き取れなくなってしまうので、発音とセットで覚えていくのがおすすめです。
また、以前オンライン英会話のカウンセラーから聞いた話ですが、記憶に定着するまでには12回見直すのが目安ということですので、4,5回見直して意味が覚えられなくても、絶望しないでください。12回見直しましょう。
例えばAmazonベストセラー1位のこちらの単語帳などを購入して繰り返し何回も見て頭に刷り込ませてください。
TOEIC公式問題集
本番の試験にどんな問題が出るかを知らないで良い点数を取ることは難しいので、スコアアップしたいなら公式問題集を購入するのはマストです。
また、リスニングの音源を通勤中などに繰り返し聞くのもおすすめです。こちらもTOEICの音声に慣れることが目的です。
結局テストなので、慣れが大切なんです。それは次に紹介するテクニック本にも通じます。
TOEICテクニック本
TOEICテストはテクニックを知っていることで解きやすくなる問題が存在します。だいぶ対策はされてきていると思いますが、それでも知って得するテクニックは存在しますので、一読して損はありません。
私はこちらのいわゆる「ヒルキ本」に出会ったのはTOEIC600点付近を取ったばかりの頃でしたが、この本のおかげであっさり700点台をクリアできました。
普段から英語に親しみ慣れる
英語の映画や海外ドラマが好きだったので、息抜きによく見ていました。
DVDのレンタルなんかで英語字幕を見たりしていましたが、動画配信サービスのHuluが出てきて、月額千円程度でいろんな作品が観れるようになり、活用していました。
今ならアマゾン会員ならAmazon Primeの映画で英語字幕が観れるようになってきてますので、便利になりましたね。
はじめは殆ど理解できなくても、きっとこんな事を言っているんだろうな、と推測することに慣れることは意外と役に立ちます。
ある程度英語ができるようになっても、相手の言っていることを100%聞き取れないことも多々あるわけで、全てを完璧に聞き取れなくても、前後の文脈から意味を推測して会話ができるようになっておくと便利です。
Hulu(フールー)公式サイト
Amazon プライム・ビデオ公式サイト
実際に英語を使ってみる
やっぱり実際に使ってみるのが一番記憶に残りやすいと思います。
- 海外旅行
- 英会話
- 語学留学
海外旅行で英語を実際に使ったり、英会話を習ったり、語学留学で実際の会話を練習することは大切です。
私は語学留学の経験はありませんが、友人の話を聞くと1日6〜7時間みっちりとマンツーマンで英語を習うことができる語学留学は真面目に受ければすごく英語力を上げるのに効果があるということでした。
ただ、英語の単語やフレーズが頭にインプットされていないうちは、会話の練習をしても効果が薄いです。
ですから、優先度的には、まずTOEIC600点をクリアして基礎力を上げてから、会話の練習を取り入れていく、というのが効果的だと経験から感じています。
TOEIC600点を目指すためのツール
私は単語帳や参考書を通勤時間に見るためにいつもバッグに本を入れていましたが、本を開くこと自体が受験を思い出して嫌だったし、重いしで結構大変でした。
今は時代も変わり、スマホアプリでTOEIC勉強ができるようになったので、もう重い本を持ち歩く必要はありません。
その中でも英語勉強アプリとして有名なスタディサプリEnglishというリクルートが運営している人気の英語勉強アプリがあり私も愛用しています。
スタディサプリのTOEIC学習コース
「新日常英会話コース」「ビジネス英語コース」「TOEIC®︎ L&R TEST対策コース」の3つのコースがあります。
この記事でおすすめしているのはまずはTOEIC600点を目指すことですから「TOEIC®︎ L&R TEST対策コース」を選ぶのがおすすめです。
スタディサプリENGLISH TOEICテスト対策コース ベーシックプラン公式サイト
スタディサプリTOEIC®︎ L&R TEST対策コースのメリット
私も実際に使っているのでわかりますが、アプリひとつでスコアアップに必要な勉強が全部できてしまうのがすごいところです。
単語クイズ、文法講義、公式問題、問題解説動画、リーディング、リスニング力をつけるためのシャドーイング(発音をマネする)とディクテーション(書き取り)といったことを、アプリにしたがって進めばできてしまいますが、こんな効率的な勉強は独学ではなかなかできません。
これをオリジナルでやろうと思ったら、数冊参考書が必要だし、それを持ち歩くのは大変。
シャドーイングやディクテーションは効果があるのはわかるけど、面倒なので率先して続けるのは意識が高い人でないと難しいことが、アプリで自然と取り入れられています。
また単語クイズや動画など、2~3分で区切られているので、スキマ時間にアプリを立ち上げて勉強しやすく設計されているので、忙しい社会人には続けやすい仕組みになっています。
トップ画面では1日何分勉強したかを1週間単位で集計して見せてくれるので、自分が目標とする時間を勉強できているか、アプリを見ればチェックできるようになっています。
また公式問題など新しい問題や内容が追加されてくるので、コンテンツが陳腐化しないこともメリットのひとつです。
スタディサプリTOEIC®︎ L&R TEST対策コースのデメリット
実際に使ってみて感じたデメリットとしては、本をボロボロになるまでつかうことでやった感を感じるのが好きだったり、ノートに書きなぐって単語を暗記するのが好きな人には向かないかな、ということです。
いわゆる私のような古いタイプの勉強に慣れている人は、アプリで勉強ということに慣れていないわけです。
正直にいうと、私もはじめはそう感じていましたが、使っていれば慣れました。
あと、やっぱりスマホ一つで完結というスタディサプリの手軽さと、コンテンツの順番にしたがって勉強すれば効率的な勉強を流れるようにできる、そして、スキマ時間に続けやすいように細かく分かれている、という計算されたアプリになっているところがすばらしいと思います。
Q&A
スタディサプリに関する不安やお悩みについてまとめてみました。
- 全てイチから英語をやり直すような初心者でも使えるの?
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スタディサプリTOEIC®︎ L&R TEST対策コースには中学文法講座があるので、アプリでイチからやり直すことができます
- でもアプリ高いんじゃないの?
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TOEIC®︎ L&R TEST対策コースの料金は 以下の通りです。
- 1カ月契約 月額3,278円
- 6カ月契約 月額3,058円 ← さらに2,270円がキャッシュバックされる
- 12カ月契約 月額2,728円 ← さらに8,980円がキャッシュバックされる
- 入会金とか他にお金かかったりしないの?
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入会金はありません。他にお金もかかりません。
- ちょっと試してみて、やっぱり辞めたいとなったらお金返してくれるの?
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スタディサプリは7日間の無料体験ができるので、7日以内に解約すれば料金は発生しません。ただし7日間を越えて一度決済されてしまった場合は取り消しはできません。
- 解約するのが面倒だったりしない?
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メニューの 設定→プレミアムサービスの解約 から数タップで解約が完了します。
- いつから使えるの?
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申し込んだらすぐに使えます
スタディサプリの「TOEIC®︎ L&R TEST対策コース」はTOEICのスコアアップに特化した内容で、勉強方法などはすでにアプリ側で最適化してくれているので、順番にしたがって勉強するだけで良くて、余計な労力をかけず効果的に勉強ができます。
また問題の解説動画を担当している関正生先生はTOEIC満点の元有名予備校の超人気講師。
予備校で人気ということは、みんながわかるように、楽しくやさしく教えることが上手い先生というお墨付きがあるのと一緒です。
また「TOEIC®︎ L&R TEST対策コース」の会員なら、旧版の「日常英会話教材」を無料で勉強することができるので、TOEICだけでなく、日常会話もちょっと気になるから迷っている、という人もどちらもできるので安心してください。
スタディサプリENGLISH TOEICテスト対策コース ベーシックプラン公式サイト
まとめ
英語勉強が続かなかった私が、諦めずに英語勉強を続けたことで、英語を身につけて海外で働くことができました。
今後世界が開放的になるにつれて、人が自由に移動ができるようになったら、身につけた英語力をためすために海外旅行に行って現地の人と交流したり、さらに英語力を高めるために語学留学に行くのも楽しいですよね。
実際に私は英語勉強をはじめたときには想像もしていなかった自分には無理だと思っていた道を進ことができました。
以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!