ドゥテルテ大統領の渋滞改善についての発言がメディアで話題になっています。
ドゥテルテ大統領が12月までにマニラの渋滞が改善しEDSAを実質時速155Kmの爆速で走れるようになると発言し話題に
テレビのインタビューに対してドゥテルテ大統領はこのように発言しました。
You just wait. Ayaw kong mag-ano. Things will improve. Maybe God-willing December smooth sailing na,
You don’t have to worry about traffic. Cubao and Makati is just about 5 minutes na lang,
引用元: https://newsinfo.inquirer.net/1128529/cubao-makati-in-5-minutes-duterte-has-something-on-his-sleeves
待っているだけでOK, 事態は改善する。12月くらいにはスムーズになる。
渋滞の心配をしなくていい。「クバオ」から「マカティ」までの移動は5分だけになる。
(ボクの自前翻訳です)
「クバオ」から「マカティ」まで の距離
Googleマップで「クバオ」と「マカティ」の移動距離と予測時間を出してみました。
マニラの幹線道路通称「EDSA」を南北に結ぶ線です。
- クバオとマカティ間は10KM → 報道では12.8 KMと言われています
- 日中は30分~1時間かかるとGoogleマップの予測時間が出てきます
「12.8KM」を「5分」で走ることができるということは計算では時速「155KM」で走るということ
1時間当たりの走行距離を計算します。5分で12.8KM走れるということは、60分で何キロ走れるのかという計算をすればいいので、12.8KMに12をかけてあげればいいわけですね。(5分×12倍=60分なので)
12.8KM × 12 = 155 → 時速155KMになります。
ドゥテルテ大統領の言葉を文字通りに受け取ると、「クバオ」「マカティ」を結ぶ幹線道路のEDSAは時速60KMの速度制限があるけど、時速155KMで走れるようになるということになります。
これを受けて今新聞やネットニュースなどメディアでは話題になっています。
文字通り取るのではなく、大きな変化が必要だという意味
マニラ首都圏開発局(Metropolitan Manila Development Authority (MMDA) )の会長Danilo Lim氏によると、
Don’t take that literal,Let’s not concentrate on the figure 5 minutes. What the President meant is that we should expect a big change.
文字通り受け取らないでください。5分という数字にとらわれすぎないようにしよう、大統領が意味することはわれわれは大きな変化を期待すべきであるということです。
ボクの自前翻訳
大きな変化に期待
本当に12月までに渋滞が緩和されたらうれしいです。12月はクリスマスがあるので、フィリピンではプレゼントを買う人たちで街がにぎわいます。当然渋滞がすごいです。
一番渋滞がひどくなる12月までに改善がされたら本当にすごいことだと思います。どういう風に変えていこうとするのか興味をもって見ていきたいと思います。
施策の予想
予想としては、「クバオ」「マカティ」間は何らかの方法で改善されるけれど、改善方法がいまいちで、改善された分、他の道路が混んでしまった、という可能性が高いのではないかと思います。
短期的には道路での交通マナーの取り締まりを強化して、走ってはいけない車線を走っている車を違反切符切るとかでしょうか。
積極的に違反切符をきりまくるというのもありかもしれません。ちょっとしたことで切符きられたら自分で運転しようと思う人が減る可能性がありますよね。
ここまで書いて、最近バイクの取り締まりをしているところを良くみかけることを思い出しました。まずはバイクの台数を減らそうとしているんでしょうか。
即効性がないですが、ちゃんと車庫証明のような駐車スペースがあることを証明しないと車を持てないとか、なんらかの車を減らす施策が中長期的には必要なんじゃないかと。
以上です。