2019/5/13 フィリピン中間選挙でドゥテルテ政権の与党連合圧勝

Philippines


フィリピン大統領の任期は6年ですが、 任期の半分、折り返しに行われるのが中間選挙です。

先日2019/5/13に行われました。

フィリピンの選挙投票日の1日前から酒類の販売・提供が禁止されます(liquor ban)が、違反して逮捕者が185人も出たことを先日↓の記事に書きました。

「フィリピン選挙日は祝日になり前日から酒類販売が禁止されます」

開けて5/14のwebニュースをみると、開票率9割越えた時点で、与党連合が圧勝した様子です。

ドゥテルテ現政権の与党連合が圧勝

13日に行われたフィリピン中間選挙の開票は進み、14日午後10時時点の中央選挙管理委員会の開票速報によると、上院(改選数12)、下院(小選挙区238、政党リスト制選出最大59)ともにドゥテルテ政権与党系候補圧勝の結果となった。発足から約3年のドゥテルテ政権は国民の圧倒的信任を得て、麻薬・汚職の撲滅、「ビルド(建設)、ビルド・ビルド」の掛け声の下でのインフラ整備強化など看板政策をさらに進めることになる。
 上院の開票率は95・47%に達し、シンシア・ビリヤール候補(現、国民党)や元大統領特別補佐官のクリストファー・ボン・ゴー候補(新、PDPラバン)、前国家警察長官のバト・デラロサ候補(PDPラバン)らが当選。野党のバム・アキノ候補(現、自由党)は14位、元内務自治長官のマー・ロハス候補(自由党)は16位で、野党連合「オチョデレッチョ」候補は1人も当選者を出せないことが確実になった。

引用元:まにら新聞ウェブ

上院改選12名のうち野党が全滅

上院改選12名(全24名のうち半数を改選)全員与党の候補が当選する見込みです。

この中間選挙の圧勝をうけて、ドゥテルテ政権の政策がさらに推進されるといわれています。

  • 「麻薬・汚職の撲滅」
  • 「ビルド・ビルド・ビルド」による政府主導のインフラ整備
  • 「税制改革」

税制改革は20年ぶりの大規模な税制改革で、これは「ビルド・ビルド・ビルド」を進めるための原資を確保するためと、今後のフィリピンの安定した税収を支えるための改革です。

中間、貧困層の税率、法人税を下げる代わりに、外資に与えられていた税優遇を縮小しようとする流れがあります。

日系企業を含む外資企業が受けている税制優遇が縮小されることから、外資がフィリピン進出を敬遠しはじめて、フィリピン人の雇用を生む各国の資本が逃げてしまうのでは?と思うのですが、だれがこのアイデアを考えたのか・・・ 残念ながらこういう流れになっています。

ドゥテルテ一家当選

「フィリピンは政治の世襲制が禁止されている」という話を聞くのですが、どういう意味で言っているんだろう?というくらい有名政治家の家族が当選、という記事を目にします。

ドゥテルテ大統領は以前ミンダナオ島のダバオ市長をしていましたが、ドゥテルテ大統領の娘はサラ・ドゥテルテ現ダバオ市長です。(それって世襲?)

今回の中間選挙で各地の市長選も行われており、ダバオ市長選挙ではサラ・ドゥテルテ現市長が再選しました。

今回上院選に立候補するという噂もありましたが、見送られたそうで、その代わりに上院選の候補者に推薦候補を送りこんだ、とのこと。

これにより次期大統領選挙への布石を打ったといわれています。

現ドゥテルテ大統領のこの人気ぶりをみるとこのままいけば娘に引き継がれることになるかもしれません。(それって世襲??)

ドゥテルテ大統領は6年の任期を全うせず早めに退くことを以前からほのめかしているので、娘が次期大統領に就きやすいタイミングを見計らって退任するかもしれないですね。

娘が大統領についた暁には、江戸幕府11代将軍 徳川家斉ばりに大御所として権力を維持するつもりなのでしょうか。(それだと世襲制ですね?)

汚職の撲滅を強く推し進めてほしい

税制改革による外資優遇見直しで、外資のフィリピン進出が冷え込むという懸念がありますが、それ以外の政策は治安を良くすることであったり、汚職をなくすというフェアな社会にすることであったりするので、フィリピンにとって良いことだと思います。

ですのでドゥテルテ大統領が人気のあるうちに強く進めてほしいと思っています。

フィリピンには強いリーダーが必要だと思います。

何も言わないとだんだん緩んでいってしまうので怖い、強い、傲慢なリーダーが必要なんだと思います。

だからこそマルコスという独裁者がある時点までは受け入れられていたんじゃないでしょうか。

フィリピンの発展を願ってこの記事を終えたいと思います。

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