ドゥテルテ大統領がフィリピン麻薬戦争の失敗を認める【戦争よりも治療と教育を】

Philippines

ドゥテルテ大統領は「麻薬戦争」が失敗したことを公然と認め、国家警察もまた、麻薬の状況は「悪化した」と述べた。

引用元:まにら新聞Web版

こういった記事を読んだのでシェアさせていただきます。

ドゥテルテ大統領がフィリピン麻薬戦争の失敗を認める

2019/5/13 フィリピン中間選挙でドゥテルテ政権の与党連合圧勝」の記事に書いたとおり、ドゥテルテ政権の政策のひとつである「麻薬・汚職の撲滅」に従い、いままでに取り締まりによる死者は5,000人と報道されています。

誰もが手を出せなかった大物を逮捕・殺害という一方で、誤認という伝わりかたをしている報道もあります。

海外で働く人に読んでもらいたい!ゆるめな駐在員10の心得」に心得のひとつとして「自分の身は自分で守る、ヤバイものには近づかない」と書きました。

その言葉どおりに近づいていないので、自分のまわりや、その家族でそういった被害にあった人が近くにいるとは聞いていません。

戦争から治療・教育に方針転換されていくのか

歴史が始まってから、アルコールやアヘン、大麻にたばこは、現実から逃れるために使われてきた。懲罰の代わりに、政府は市民が悲惨な状態から抜け出せるよう支援すべきで、健康問題として認識されるべきだ。薬物を使うかどうかは、入手できるかどうかにかかっている。戦争を行うべきは中毒者でなく、密輸業者や運び屋などに対してだろう。
 スイスのように治療と薬物使用による害を抑える「ハームリダクション」に重点を置いた薬物政策を策定することもできる。治療では薬物中毒者が医療と心理的ケアを受ける一方で、ハームリダクションでは、薬物使用による健康と社会的影響を最小限に抑えることを目指す。
 教育的アプローチでは、子どもや10代の若者たちに衝撃を与えたり、怖がらせたりするのではなく、彼らの注意を引いてから、薬を飲むことの潜在的なリスクについて教育するべきだろう。違法薬物にまだ触れていないが、次世代の薬物使用者になる可能性がある、数百万人の子どもたちにも目を向けるべきだ。(23日・インクワイアラー、カルロス・アガテップ)

引用元:まにら新聞Web版

2018年12月に17歳の高校生が麻薬撲滅の活動に巻き込まれて警察に殺害されてしまった事件で、裁判所は警察官を有罪判決とし、2016年にドゥテルテ大統領就任後から2年半ではじめての有罪になったそうです。

比麻薬戦争で初の警察官「有罪」、ドゥテルテ大統領の反応は(字幕・29日)

大統領の反応は、「この件は殺人であり、殺人を大統領は認めない」といった反応でした。いろいろな解釈ができますね。。

こういった事件が影響をしたのか、記事のはじめの失敗を認める発言がでており、今後の麻薬対応の方針に影響が出てくる可能性があります。

一般論としては、フィリピンの多数の方が麻薬に関しては取り締まりが厳しくなって良い方向になった、という意見が多数と感じています。

厳しい部分を残しつつ、使わせないための教育をしていくということになるんじゃないでしょうか。

「 歴史が始まってから、アルコールやアヘン、大麻にたばこは、現実から逃れるために使われてきた。 」といったところから、歴史的にはおもに現実逃避のために使われてきた、といわれていて、さらに中毒性があるので一度試したことが命取りになる、といった正しい教育が必要になるのでしょう。

マニラだと繁華街のあるマラテ付近に行くと、わりと明るめなレストランが並ぶ地域でも、路上でひとりごとをブツブツとつぶやき、ちょっとあぶない雰囲気を感じる薬物に関係していそうな人をみかけるとも聞きますので、ヤバイものには近づかない精神で行ってもらいたいものです。

今回の記事は以上になります。

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